お家を建てたりマンションを購入する際、銀行など金融機関から住宅ローンを利用してお金を借りるのが一般的です。ローンを使用して購入した不動産には、ローンを全て返済するまでは、担保として抵当権が設定されます。
不動産の競売とは住宅ローンの返済ができなくなったり、税金や管理費などを滞納していると、銀行などの債権者は債権回収のため抵当権に基づき、債務者が所有する不動産や担保物件の売却を裁判所に申し立て、その不動産を差し押さえて、所有者の意思とは関係なく入札方式にて買受希望人へ売却しその代金から支払いを受ける手続きをいいます。一般的に担保不動産競売と強制競売の2種類があります。
競売物件の価格は裁判所に委嘱された不動産鑑定士がその価格を決めます。
これが売却基準価格です。
この価格は市場価格よりもかなり低く、市場価格の約5~7割に設定されます。
最終的には通常価格の約8割前後で落札される事が多いようです。