電話は、鳴りやんだ。
少しほっとした。
でも、スマートフォンの画面には着信履歴が残っている。
1件。
2件。
3件。
見たくないのに、つい目に入る。
そして、数が増えていることを確認してしまう。
電話が鳴っていない時間まで、
ずっと電話のことを考えている。
そんな状態になっている方もいます。
鳴っていない時間もしんどい
電話が鳴る。
しんどい。
鳴りやむ。
少し安心する。
でも、
着信履歴は残ります。
また増えた。
今日もかかってきた。
明日もまたかかってくるのではないか。
そう考えているうちに、電話が鳴っていない時間まで落ち着かなくなる。
これは、1本目でお伝えした「電話に出られない」という怖さとは、少し違います。
電話が終わっても、不安だけが残り続ける。
私は、そこもしんどいところだと思っています。
着信の数だけでは、今の状況は判断できません
3件だった。
5件になった。
10件を超えた。
着信が増えるほど、
「かなり悪いところまで来ているのでは」
「もう手遅れなのでは」
と考えてしまうかもしれません。
でも、ここは大切です。
着信の回数だけで、住宅ローンの手続きがどこまで進んでいるのかを判断することはできません。
金融機関や担当部署、連絡の方法によっても違います。
たくさん電話が来ているから、すぐ競売になる。
電話が少ないから、まだ大丈夫。
そう単純には判断できません。
だから、
着信履歴の数だけを見て、自分で悪い結論を出さなくていいと思っています。
本当に確認したいのは、今どの段階にいるのか
私なら、着信回数を数えるより、
まず、
今まで住宅ローンを何回滞納しているのか。
金融機関からどんな連絡が来ているのか。
どんな書類が届いているのか。
そこを確認します。
督促状なのか。
催告書なのか。
一括返済に関する通知なのか。
保証会社からの通知なのか。
それとも、まだそこまで進んでいないのか。
着信履歴ではなく、返済状況や届いている通知などを見ながら、今どこにいるのかを確認します。
分からないものを想像だけで大きくするより、
まず事実を一つずつ確認する。
私なら、そこから始めます。
でも、一人で確認するのもしんどいと思います
「届いた書類を確認しましょう」
そう言うのは簡単です。
でも、
その封筒を見るだけでしんどい。
開けるのが怖い。
読んでも意味が分からない。
だからそのままになっている。
そういう方もいます。
ですから、
一人で全部読んでから相談する必要はありません。
封筒が何通かたまっていても構いません。
開けていないものがあっても構いません。
何がどの順番で届いたのか分からなくても構いません。
あるものを一緒に見て、
今どの段階なのか。
何を急ぐ必要があるのか。
次に何を確認すればいいのか。
そこから整理します。
分からないものは、大きく見えます
長くこの仕事に携わっていると、
分からないことが重なって、どんどん不安が大きくなっている方にお会いします。
電話が何度も来ている。
郵便物も届いている。
でも中身は確認できていない。
住宅ローンがこの先どうなるのかも分からない。
そうなると、
実際に起きていること以上に、
頭の中でいろいろなことを想像してしまいます。
だから私たちは、
まず、分からないものを一つずつ分かる状態にしたい。
と思っています。
全部を一日で解決する必要はありません。
今どこにいるのか。
次は何が起こる可能性があるのか。
今できることは何なのか。
それが少しずつ見えてくれば、
次の一歩も考えやすくなります。
相談する前に、調べる必要はありません
「もっと調べてから相談しよう」
と思わなくて大丈夫です。
住宅ローン。
督促。
催告。
保証会社。
期限の利益の喪失。
代位弁済。
競売。
任意売却。
普段使わない言葉ばかりです。
最初から全部分かる方が珍しいと思います。
だから、
何が分からないのか分からない状態でも構いません。
着信履歴しか見せられるものがない。
それでも構いません。
そこから、
何を確認すればいいのかを一緒に考えます。
今のあなたの状況で、私たちが一緒にすること
| 今の状況 | 私たちが一緒にすること |
|---|---|
| 着信履歴を見るのがつらい | 着信回数ではなく、今の返済状況を一緒に確認します |
| 電話が何度も来ている | なぜ連絡が来ているのか、次に何を確認するか整理します |
| 書類を開けられていない | そのまま一緒に確認します |
| 書類を読んでも意味が分からない | 何の通知なのか、どこを見るのか一緒に整理します |
| どこまで進んでいるか分からない | 返済状況や通知をもとに、今の段階を確認します |
| もう手遅れだと思っている | 本当に方法がないのかを、事実から一緒に確認します |
| 誰にも相談できていない | まず何に困っているのかから一緒に整理します |
一人で判断してから相談する必要はありません。
一緒に確認するところからで構いません。
「一緒に見る」とは、どういうことか
私たちは、
「大丈夫です」
と言うだけで終わらせたくありません。
実際に何が起きているのかを確認します。
金融機関からの通知。
保証会社からの通知。
住宅ローンの返済状況。
残っている住宅ローン。
家の状況。
そして、
あなたがこの先どうしたいのか。
そこまで一緒に見ます。
なぜなら、
今の段階を知ることだけが目的ではないからです。
その先に、
家を残せるのか。
返済を続けられるのか。
別の方法を考えた方がいいのか。
売却を考える必要があるのか。
それを判断するために、今の状況を確認します。
私たちは、不動産を売ることから考えません
株式会社エルライフは不動産会社です。
当然、不動産を売却する仕事もしています。
でも、
着信履歴が増えているから、すぐ家を売りましょう。
とは考えません。
まだできることがあるなら、それを先に考えます。
家を残したいのであれば、
本当にその方法が残っているのかを考えます。
売却した方が、この先の生活にとって良いのであれば、その方法も考えます。
大切なのは、
私たちの仕事になる方法を選ぶことではありません。
今のあなたにとって、
何が一番いいのか。
そこから考えます。
一人の専門家だけでは、答えが出ないことがあります
住宅ローンの問題には、
不動産だけでは解決できないことがあります。
税金の滞納。
差押え。
借金。
離婚。
相続。
共有名義。
法的な問題。
こうしたものが重なっている場合もあります。
だから私たちは、
一般社団法人 士業会と連携しています。
必要であれば、
弁護士。
司法書士。
税理士。
行政書士。
土地家屋調査士など、
必要な専門家と一緒に考えます。
ただし、
専門家をたくさん並べればいいとは思っていません。
大切なのは、
相談者に必要な専門家を選ぶことです。
相談者を、専門家の仕事に当てはめない
弁護士に相談したから、法律の仕事にする。
不動産会社に相談したから、売却の話にする。
税理士に相談したから、税務だけを見る。
私たちは、そういう順番にしたくありません。
中心にいるのは、
専門家ではありません。
相談に来られた、その方です。
今、何に困っているのか。
何を守りたいのか。
これからどう暮らしたいのか。
そこを中心に考えます。
そして必要な人に力を借ります。
相談者を仕事に合わせるのではなく、相談者に必要な人を集める。
それが、士業会を作った理由の一つです。
私たちに決められないこともあります
住宅ローンや任意売却について、
私たちだけですべてを決められるわけではありません。
任意売却をする場合には、
債権者等との調整が必要になることがあります。
税金などの差押えがあれば、
行政機関との調整が必要になる場合があります。
法的な整理が必要であれば、
弁護士など適切な専門家の判断が必要です。
金融機関や債権者とのやり取りを誰が代理できるのかも、
資格や手続きによって異なります。
だから、
「全部任せれば大丈夫です」
とは言いません。
何ができるのか。
何ができないのか。
誰の判断が必要なのか。
そこも含めてお伝えします。
相談は、売却の依頼ではありません
相談したからといって、
家を売らなければならないわけではありません。
任意売却を決める必要もありません。
まだ答えが出ていなくても構いません。
まず、
今どうなっているのかを知る。
それだけでも大きな一歩だと思います。
誰を味方につけるか
一人で着信履歴を見ていると、
どんどん不安が大きくなる。
でも、
誰かと一緒に事実を確認すると、
見え方が変わることがあります。
だから、
誰に相談するのか。
誰を味方につけるのか。
私は、ここがとても大切だと思っています。
私たちを選んでください、
という意味ではありません。
もし私たちよりも、
あなたの人生を真剣に考え、
あなたに合った方法を一緒に探してくれる方がいるなら、
そちらを選んでください。
大切なのは、
本当に自分の力になってくれる人を味方につけることです。
私たちにできるのは、
手を差し伸べるところまでです。
その手を取るかどうかを決めるのは、
あなた自身です。
まとめ
- 着信履歴の数だけで、住宅ローンの状況は判断できません
- 連絡回数は金融機関や状況によって異なります
- 見るべきなのは、返済状況や届いている通知などです
- 着信が多いから、すぐ競売になるとは限りません
- 逆に、着信が少ないから安心とも限りません
- 一人で着信履歴を数えて、不安を大きくする必要はありません
- 書類を自分ですべて理解してから相談する必要もありません
- 開けられていない封筒も、そのままで構いません
- 今どの段階なのかを一緒に確認します
- 私たちは、最初から売却を前提に考えません
- 何を守りたいのかを先に考えます
- 必要であれば、士業とも連携します
- 相談者を専門家の仕事に当てはめません
- 誰に相談するか、誰を味方につけるかで、見える選択肢は変わります
- 今の状態から、一緒に整理していきます
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株式会社エルライフでは、
銀行からの着信が続いている方。
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郵便物を開けられずにいる方。
住宅ローンを滞納している方。
まだ滞納していないけれど、この先の支払いが不安な方。
それぞれの状況に合わせてご相談を承っています。
任意売却をすると決めてから相談していただく必要はありません。
まず、
今どの段階にいるのか。
何が起きているのか。
何を確認すればいいのか。
そこを一緒に整理するところから始めます。
住宅ローンだけでなく、
離婚。
相続。
税金。
債務。
共有名義。
不動産売却。
いくつもの問題が重なっている場合には、
一般社団法人 士業会とも連携し、
必要に応じて各分野の専門家と一緒に考えます。
相談者を専門家の仕事に当てはめるのではなく、その方に必要な専門家を集める。
私たちは、その考え方を大切にしています。
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最後に
電話は鳴りやんだ。
でも、
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まず、
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専門家コメント
宅地建物取引士 松本



