先に、結論をお伝えします
住宅ローンを滞納したとき、私はすぐに「任意売却をしましょう」とは言いません。
最初に確認するのは、二つだけです。
今、どの段階にいるのか。
そして、何を守りたいのか。
今いる段階が分かれば、どんな選択肢が残っているのかが見えてきます。何を守りたいのかが分かれば、その中からどの方法を優先するべきかを考えられます。
方法を先に決めるのではなく、自分の状況と守りたいものを先に確認する。 私は、この順番が大切だと思っています。
まず「今どの段階か」を確認します
住宅ローンを滞納すると、金融機関から督促や催告、一括請求に関する通知、保証会社からの通知などが届くことがあります。さらに手続きが進めば、裁判所から競売に関する書類が届く場合もあります。
ただし、何か月滞納すれば必ずこの書類が届く、というように全員が同じ順番で進むわけではありません。金融機関や契約、保証会社などによって違います。
だから私は、インターネットで見た一般的な流れだけでは判断しません。
誰から届いたのか。いつ届いたのか。何と書いてあるのか。期限はあるのか。
実際の書類を見ながら、今どこにいるのかを確認します。
封を開けられていなくても構いません。そのまま持ってきてください。一緒に開けて、一緒に確認します。
次に「何を守りたいか」を聞きます
今の段階が分かったら、次にお聞きするのは、
「何を守りたいですか」
です。
この家に住み続けたい。子どもの学校を変えたくない。高齢の親との生活を守りたい。家は手放してもいいから、住宅ローンの不安から抜けたい。できるだけ借金を減らして生活を立て直したい。
答えは、人によって違います。
だから、「住宅ローンを滞納したらこの方法」と一つに決めることはできません。
家を残したい方なら、まだ金融機関へ返済条件について相談できる可能性はないか。保障の対象になっていないか。家族や親族の協力を検討できないか。
まず売らずに済む可能性を確認します。
それでも難しいと分かったときに、通常売却や任意売却など、次の方法を考えます。
「今払えるようになった」だけでは、解決とは限りません
返済条件を変更できて、一時的に毎月の返済額が軽くなることもあります。
でも私は、そこで終わりにはしません。
半年後、1年後、その先も返済を続けられるのか。返済期間や総返済額はどう変わるのか。収入が戻る見込みはあるのか。
今月を乗り切ることと、生活を立て直すことは同じではありません。
目の前だけを見るのではなく、その先まで一緒に確認します。
私たちは「仕事になる方法」から考えません
株式会社エルライフは不動産会社です。家を売れば、私たちの仕事になります。
だからこそ、私はそこを慎重にしたいと思っています。
売らずに済むなら、売らない方法を考える。任意売却が必要なら、全力で取り組む。それでも、不動産だけでは解決できない問題なら、別の専門家の力を借りる。
住宅ローンの問題には、税金、借金、離婚、相続、共有名義、差押えなどが重なることがあります。
法律の判断なら弁護士。登記や権利関係なら司法書士。税金なら税理士や行政との確認が必要になることもあります。
一般社団法人 士業会で大切にしているのは、
相談者が専門家を何軒も回るのではなく、必要な専門家が相談者のために集まること。
中心にいるのは、専門家ではありません。
相談者です。
私たちだけでは決められないこともあります
返済条件を変更するかどうかは金融機関が判断します。任意売却を認めるか、どの価格で売却を認めるかなどは債権者等との調整が必要です。税金の差押えには行政機関が関わります。自己破産や個人再生などの法的整理は、弁護士など法律の専門家の領域です。
だから私は、
「必ずできます」
とは言いません。
できること。できないこと。誰が決めることなのか。
そこを最初から分けて説明します。
できないことを、できるように言って仕事を取ることより、相談された方が後で後悔しないことの方が大切だと思っています。
まとめ
- 住宅ローンを滞納したら、まず今どの段階かを確認します
- 書類の名前だけでなく、差出人・日付・期限まで見ます
- 次に、何を守りたいのかを確認します
- 最初から任意売却ありきでは考えません
- 家を残せる可能性があれば、まずその方法を確認します
- 一時的に払えるようになることと、本当の解決は別です
- 半年後、1年後、その先の生活まで考えます
- 私たちだけでは決められないことも正直に伝えます
- 必要なら士業会の専門家とも一緒に整理します
- 最後に選ぶのは、相談されたご本人です
無料相談・不動産に関するお問い合わせ
住宅ローンを滞納してしまった。銀行から書類が届いた。何をすればいいのか分からない。まだ家を売ると決めていない。
その状態のままで構いません。
任意売却をすると決めてから相談する必要はありません。
今どの段階なのか。何が届いているのか。どんな選択肢が残っているのか。そして、何を守りたいのか。
そこから一緒に整理します。
📞 無料電話相談 0120-802-001
📩 お問い合わせフォーム https://ninbai-japan.com/form/
最後に
住宅ローンを滞納してしまったことを、私は責めません。
病気。失業。収入の減少。離婚。会社の事情。家族の事情。
自分だけではどうにもできないことが重なり、支払いが難しくなることはあります。
大切なのは、ここからです。
今どの段階にいるのか。
何を守りたいのか。
この二つを確認すれば、次に考えることが見えてきます。
だから、いきなり家を売るかどうかまで決めなくて大丈夫です。
ただし、時間によって選べる方法が変わることがあります。
決断は急がなくても、確認は早めに。
もし私たち以上に、あなたのことを考え、その後の人生まで一緒に考えてくれる人と巡り会えたなら、その方を選んでください。
大切なのは、エルライフが選ばれることではありません。
あなたが、本当に味方になってくれる人と巡り会うことです。
そのうえで、
「一度、松本に相談してみようかな」
と思っていただけたなら、まだ何も決めていなくて構いません。
相談は、依頼ではありません。
今どこにいるのかを確認するところから、一緒に始めます。
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